Microsoft Wireless Mobile Mouse 6000のクリック静音化

とある事情によりMicrosoft Wireless Mobile Mouse 6000を入手。このマウスは手にすっぽりはまる小さいサイズで比較的クリック音も小さいので静音マウスを求めている人にはそこそこ人気があるみたいです。実は以前にNEXUSのサイレントマウス8500Bを使用していましたが、右クリックが反応しなくなってしまい押入れの奥深くにしまっていました。アマゾンでわざわざ海外から購入した物だったのですが、静音系のマウスは耐久が低く壊れやすいのも特徴みたいです。
Microsoft Wireless Mobile Mouse 6000は静音マウスとしては音が大きめですが、これをベースにしてクリック音を静音化させてみました。

そもそもマウスのクリック音の大きさは中にあるスイッチによって決まります。スイッチはメーカーによってタクトスイッチとマイクロスイッチのどちらかが使われていることが多いです。マイクロソフトの場合はほとんどの機種でタクトスイッチを使っているようです。

タクトスイッチは中にドーム状の接点金属円板が入っており、これを上から押して反り返ったり元に戻ったりすることで通電のオンオフを切り替えています。この円板の反り返りにより「ペコ」という音が発生し、マウスの内部で反響したものがクリック音として認識されます。

また金属円板の上にゴム質の緩衝スイッチがあり、クリック時にプラスチック部分と金属板の間で力を伝える役目をしています。このタクトスイッチのゴム部分の造りによってもクリック音が決まってきます。上記の通り金属円板が発生させた音はマウスの内部で反響して大きくなりますが、このゴム部分がうまく振動を吸収すると音が漏れてきません。

市販されている静音マウスは、音の静かな金属円板と振動を吸収しやすいゴム部分を上手く組み合わせて作ったタクトスイッチにより静音化を実現しているようです。ちなみにNEXUSのサイレントマウス8500Bも静音タクトスイッチを使っているので、これを別マウスに移設して静音化するという方法が手っ取り早いです。

(続くかも?)